朝起きたら寝起きですっきりストレッチ|体操コーチ直伝、たった5分の目覚めルーティン

はじめに|「朝イチの不調」はストレッチで防げる

「朝起きたとき、なんだか体が重い」
「寝起きが悪くて1日がグズグズ始まってしまう」
「体がガチガチで動き出しがつらい」

そんな悩みを持つ方に、私はまず「朝ストレッチ」をおすすめしています。
体操選手として40代で現役復帰した私自身、朝イチの体の使いづらさには日々向き合ってきました。とくに腰に不安を抱えてからは、寝起きに“いきなり動く”ことの危うさを痛感しています。

だからこそ、
「起きたらまず、寝床の中でゆっくりほぐす」
「いきなり立ち上がらず、体を目覚めさせてから動く」

というステップを経るだけで、1日の動き出しがまるで変わるのです。

今回は、自宅でできる朝のストレッチルーティンを、自身の経験も交えて紹介します。


第1章|朝イチの体は“完全にオフモード”

人の体は、寝ている間に「副交感神経」が優位になり、体温も筋肉の活動も低下しています。
そのため、朝は血流も少なく、関節が固まりやすい状態

特に以下のような症状が出やすい時間帯でもあります:

  • 寝違えやギックリ腰
  • 首や背中のハリ
  • 頭がボーッとする
  • 低血圧による立ちくらみ
  • 呼吸が浅く、気分が沈みやすい

この“寝起き特有の不調”を防ぐには、「急に動かさないこと」が第一。
体をいきなり起こすのではなく、ストレッチを通じて“交感神経”を穏やかに立ち上げることが大切です。


第2章|私の「寝起きルーティン」を公開

ここからは、私が実践している「寝起きストレッチ」の流れをご紹介します。

✅ステップ①|布団の中で深呼吸

まずは鼻から3秒吸って、口から6秒吐くを5回。
意識的な呼吸によって、自律神経のスイッチを切り替えていきます。
このとき、軽く目をつぶって「今日はどんな1日にしたいか」もイメージすると、不思議と気分が前向きになります。

✅ステップ②|両手両足をぐーんと伸ばす

仰向けで手足を遠くに引っ張るように全身をストレッチ。
背伸びを3秒キープ→脱力、を3回繰り返します。
この動きだけで、血流と神経伝達がスムーズになります。

✅ステップ③|寝ながらできる腰回りストレッチ

  • 仰向けのまま、両膝を立てる
  • 両膝を揃えて、左右にゆっくり倒す(ツイスト動作)
  • 膝を抱えて胸に引き寄せる(腸腰筋とお尻のストレッチ)

このあたりで、腰が「パキッ」と音を立てることもありますが、痛みがなければOKです。
腰椎や骨盤周りの動きを出すことで、寝起きの“固さ”を大きく解消できます。

✅ステップ④|首と肩のストレッチ(座って行う)

ベッドから起きて座り、首を左右にゆっくり倒す→肩を大きく回す
このとき、「呼吸がしやすくなった」と感じられたら正解です。
猫背気味の人やスマホ姿勢が多い人には特に効果的。


第3章|やってはいけないNG行動

❌いきなり立ち上がる

これはギックリ腰リスクが高いので絶対NGです。
腰に不安がある人は、**「起き上がる前に腰を動かしておく」**が鉄則。

❌冷たい水を一気飲み

胃腸がびっくりして腹痛や自律神経の乱れにつながることも。
常温の白湯か、ゆっくりした口当たりの水をおすすめします。


第4章|続けるコツ|“儀式化”と“可視化”のすすめ

ストレッチは、「気が向いたとき」では続きません
習慣化するには「儀式」として生活に組み込むのがコツです。

たとえば:

  • スマホのアラーム音を“ストレッチの合図”にする
  • ストレッチシートを敷きっぱなしにする
  • カレンダーに○×をつけて記録する
  • 目の前の鏡で姿勢チェックする習慣をつける

私自身も、Garminのスリープスコアを毎朝チェックしつつ、「ストレッチしたら体調が良かった日」にマークを付けています。
データを“可視化”することでモチベーションも保ちやすくなります。


第5章|ストレッチだけでは足りない?体幹とのセットで真価を発揮

朝ストレッチはあくまで“起動”です。
日中に感じる腰のだるさや肩こりを防ぐには、体幹の安定性も不可欠です。

余裕があれば、ストレッチのあとに以下をセットで行ってみてください:

  • プランク(30秒×1セットでもOK)
  • 膝つきの腕立て伏せ(ゆっくり呼吸を意識して)
  • バードドッグ(背中とお尻の連動確認に最適)

こうした動きは“筋トレ”というより神経と筋の協調性アップを目的とした軽運動です。
朝のうちに体の芯を目覚めさせておくことで、猫背や反り腰、疲労の蓄積を大きく減らすことができます。


まとめ|ストレッチは“やる気スイッチ”の代わりになる

朝のスタートは、1日の質を決めます。
寝起きストレッチは、ただ体を動かすだけでなく、心のリズムを整える効果もあります。

私自身、ケガや加齢を経て「すっきり起きるには設計が必要だ」と痛感しました。
だからこそ今、読者の方にも伝えたいのは――

「柔らかく、心地よく目覚める習慣」は、誰でも作れるということ。

5分でもいい。1動作でもいい。
ぜひ今日から、あなたなりの“目覚めの設計”を始めてみてください。

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